chromebookを理系大学生はレポート作成に使えるのか
格安ノートパソコンとして人気が高まりつつあるクロームブック。ブラウザで全部解決できるって言うけどレポートを書く時には実際どうなんだろう。そんな疑問に理系大学生がこたえようとおもう。
以前クロームブックを格安で輸入したっていう話を書きました。
ざっくりいうとクロームブックはgoogle chromeを中心とするOSで、すべてをブラウザ上でこなし、データもクラウド保存を中心とするっていう今までのパソコンとは大きく違った存在なんです。
何がいいって余計な機能がついていないおかげで動作が軽くて安いんです
ただ普通のパソコンとはちょっと違う分できることできないことあるわけで、理系大学生でもレポートを書くのに使えるのかって言うことを考えていきたいと思います。
そもそもchromebookを使う利点は
どうしてもできないことが出てくるクロームブックですがそんなものを何故使うのか。普通のwindowsのノートパソコンと比べて見ると
- とにかく安い、2万以下でもそれなりに快適
- 起動がMac並に早い
- バッテリーの持ちがいい
- すべてクラウドで作業を行うため大学のパソコンと行き来しやすい
とこんな感じです。快適なノートパソコン買おうとすると10万とかすることを考えるとコスパ良すぎますよね。
ではでは実際どうやって書いていくのかについて書いていきます。
文章作成は基本googleドキュメント
まずoffice wordはオンライン版のものしか使用できないのもあって文章作成はgoogleドキュメントになります。
この使い勝手に関してはクロームブックでなくともweb上でいつでもつかえるので試してもらえればわかりますが、基本的にワードと同じように使えます。
ネットに繋がっていれば随時クラウドに保存されるためデータ消滅の危険性も小さく、またワードでもつかえる.docx形式でもエクスポートできるので互換性も高いといえます。
以上のように基本的な文章作成はwordと同じようにできます。ただ使っていて幾つか不便なところがあります。
数式エディタはwordのほうが使いやすい
数式エディタはgoogleドキュメントにもちゃんとあって添字であったり、積分記号など大体の数式はかけますし実用範囲内です。
ただちょっと痛いところなんですが使い勝手はwordのほうが使いやすい印象です。wordでも分数記号などを基本クリックで書いている方はそんなに使用感は変わらないと思いますが、ショートカットを多用している場合wordのほうが優れている点が多いです。
たとえばワードでは分数は3/4で済みますがgoogleドキュメントだと\frac 3 4 と入力する必要があります。
また分数は分母分子が小さく表示されてしまいます。
図にタイトルが付けれない
ここも痛い点で、wordなら画像に文字を引っ付けることができて「図1」といった名前をつけれるんですがドキュメントではこれができません。
仕方がないので画像の下に名前がちょうど来るようにスペースなどを使って調節していますが、やっぱり不便です。いつかアップデートで改善されると良いのですが。
wordの形式に変換するとちょっとずれる
これは仕方がないことですが、データ形式をワードに合わせるとちょこちょこずれてしまう場合があります。あと数式は変換できずに消えます。なのでword形式で提出する場合は素直にwordオンラインで編集するのが無難かと思われます。印刷して提出する分には問題ないんですけどね。
なんだかんだ使えてるよ
3つほど不便な点を挙げましたがそこさえ乗り切ればとりあえずは問題なくかけています。変換はグーグル予測変換なので中化中に優秀ですし、フォントもwindowsよりはMacに近いような、ちょっと丸みを帯びたフォントがデフォルトなので快適です。
表、グラフはスプレッドシートを使うべし
表作成やグラフはgoogleのスプレッドシートを使います。スプレッドシートで作成した表やグラフはドキュメントに貼り付けでき、また数字をリンクさせることも可能です。スプレッドシートはexcelとほぼ同じように関数類を使え、理系ならよく使う散布図の直線近似もできます。これに関しては今のところ不満は見つかっておらず至って快適です。
作図はブラウザアプリを駆使するべし
レポートを書く上で作図は必要になってくると思います。理想はイラストレーターのような物があればいいのですが、簡単な図やフローチャートだったらdraw.ioというサイトで十分間に合います。
Flowchart Maker & Online Diagram Software
これは英語のサイトですが直感的に操作できるのですぐなれると思います。
【追記】プログラミング環境も構築可能
研究室に配属することになりプログラムを組む環境が必要になりましたがchromebookだけでなんとかやれてます。詳細は↓
【結論】十分につかえるができないこともある
とりあえず理系大学生の僕が実験レポートで使っている感じではぜんぜん使えるレベルですし、軽くて安くて持ち運びやすい、って言うメリットがデカイです。レポートのためだけにわざわざ5万以上もするノートパソコンを買うのはちょっと、、って人におすすめできます。
研究室に入るまでどれくらいのスペックのパソコンが必要かわからないからそれまでの間に合わせって感じで使うのもいいかもしれないですね。
↓↓知っておきたいことイロイロ